※この記事は2013年に綴った過去の旅日記を、現在の『足跡トラベル』のコンセプトに合わせて再構成したリライト記事です。
今回は、今からちょうど10年前、2013年のフィンランド旅の記録をリライト。現在の私とは少し違う、当時の旅のスタイルを振り返ります。
サーリセルカでのオーロラの感動を胸に、次なる目的地は「サンタクロースの街」ロヴァニエミ。 「ロヴァニエミでも、最高のオーロラに出会いたい」。その一心でたどり着いた北極圏の街には、サーリセルカとはまた違った「街」のルールがありました。
自力手配でできるだけ費用を抑えたいという気持ちはありましたが、周遊したサーリセルカとロヴァニエミにピタッとはまったパックに参加していました。でも、肝心のオーロラツアーは現地で自己手配。 サーリセルカに比べ緯度も低いロヴァニエミだし、旅の最終日でオーロラ回避も選択肢だったのですが、サーリセルカのオーロラ成功に味をしめた私たちは再度ロヴァニエミでもオーロラアタックを選んだんでした。
【ロヴァニエミオーロラ】自力手配を封印!当時大型ツアーを選んだ理由と本音レビュー
1. ロヴァニエミの洗礼?英語の壁とオーロラ事情
ロヴァニエミに到着してまず向かったのは観光案内所。 北の果て、サーリセルカでは豊富な日本語情報に安堵した私ですが、ここは国際都市。案内はすべて英語の世界。情報収集には慣れていても、旅先での英語交渉は独特の緊張感があります。
窓の外は、煌々と輝く街灯。ロヴァニエミは、街の規模が大きい分、光害も多い。徒歩圏内でオーロラを見るのは至難の業です。 「タクシーで橋を渡った先が暗いよ」というアドバイスもありましたが、未知の土地で子連れタクシー移動。不安は募ります。 確実性をとって、その場で4時間のオーロラツアーに申し込みました。当時の私にとって、これが「正しい」選択だったのです。
2. 貸し切り?いえ、大所帯。大型バスで向かう北極圏の丘
21時、ホテルに到着した大型バスは、すでに大勢の観光客で賑わう。 総勢60名近い大所帯での移動です。自力手配派の今の私なら「多すぎる!」と敬遠するだろう、この人数。 しかし、全身を覆う重厚な防寒着も貸していただいて、これなら手ぶらで来ても大丈夫という安心感がありました
バスに揺られること30分。街の光が遠ざかり、漆黒の闇の中を進む。 到着したのは、視界が開けた小高い丘でした。複数のスポットを巡るのではなく、一箇所に腰を据えて「その時」を待つスタイル。丘の上から見下ろす景色は、遮るものがなく、空の広さをダイレクトに感じさせてくれます。
3. 北極圏の空に揺れる、消えないオーロラとイグルーの温もり
運命の瞬間。 肉眼では白い「もや」のように見えても、一眼レフのレンズを通すと鮮やかな緑色が浮かび上がります。
驚いたのはその持続時間。ツアーの間、オーロラは途切れることなく空に漂い続けました。まるで祝福されているかのよう。 撮影に没頭して、指先の感覚がなくなると、近くに設営されたイグルー(テント)へ。
薪が爆ぜる音。その温かい空間で、熱々のホットチョコレートと焼きたてのウインナーを頬張る。 「寒い、でも見たい」という極限の葛藤を、この小さなイグルーが癒してくれました。極寒の地で味わう、何物にも代えがたい温もりです。
4. ロヴァニエミの夜。自力手配派が語る「ツアーという最適解」
結局、23時半まで粘って撤収。ホテルに戻ったのは深夜1時半を回っていました。 正直もっと時間かけて、もっと光の見える場所を探したかったです。
しかし、初めてのロヴァニエミで、効率よく、かつ安全にオーロラを捉えられたこのツアーは、当時としては紛れもない「最適解」でした。 見知らぬ土地での移動、言葉の壁。それらのリスクを最小限に抑え、オーロラ鑑賞という目的を最大限に達成できたのです。
自由な旅を愛する私でも、時にはツアーが最良の選択肢となる。 この経験は、その後の「足跡トラベル」の旅のスタイルにも大きな影響を与えてくれました。
旅の足跡:今回の関連アイテム
ロヴァニエミの長い夜、撮影と待機を支えてくれたアイテムたち。北極圏の旅には、準備が命! 「あの時これがあれば!」と後悔しないために、我が家で厳選した必須アイテムをご紹介します。
- [PR] 【カメラ】Canon EOS R6 Mark II ボディ (フルサイズミラーレス一眼) 当時、私がオーロラ撮影に挑んだのは、Canon EOS Kiss X5(当時のKiss 5)でした。エントリーモデルながらも、この一台がオーロラの感動を記録してくれました。しかし、ISO感度を上げるとノイズが目立ち、写りに苦労したのも正直なところです。 今、もし再びオーロラを狙うなら、迷わず高感度性能に優れたフルサイズセンサーのミラーレス一眼を選びます。 このCanon EOS R6 Mark IIなら、夜空の微かな光も鮮明に捉え、オーロラの繊細なグラデーションまで写し出してくれるでしょう。明るい単焦点レンズ(RF16mm F2.8 STMなど)とセットで持参するのが◎。
- [PR] 【防寒】桐灰化学 貼るマグマ 熱いカイロ 10個入(足の甲・背中用) ツアーで防寒着を借りても、末端の冷えは防げません。特に指先と足先の冷えは辛いもの。つま先用カイロを足の甲に貼るだけでも、体感温度は劇的に変化します。背中や腹部に貼るタイプも併用すれば、屋外での待機時間が30分は延びると断言します。冷え性の方はマストアイテム!
- [PR] 【三脚】Velbon カーボン三脚 Geo Carmagne E545M II (4段 中型 自由雲台付) 丘の上は風が強く、地面も凍っていることがあります。カメラをしっかり固定し、微動だにさせない安定感のある三脚がブレのないオーロラ写真を撮るには不可欠です。カーボン製なら軽量で持ち運びも楽。自由雲台付きでアングル調整がしやすいものがおすすめです。
- [PR] 【保温】サーモス 水筒 真空断熱ケータイマグ 0.75L JNL-754 (ワンタッチオープンタイプ) ツアーでホットドリンクが出ても、量が足りなかったり、イグルーから出るのが億劫だったりすることも。自分でお湯や温かいスープを持っていけば、イグルーの外でも、いつでも温かい飲み物が楽しめます。冷えた体にじんわり染み渡る温もりは、何物にも代えがたい至福の瞬間ですよ。容量は最低500ml、できれば750ml以上がおすすめ。



